ご挨拶
一般社団法人日本臨床腎臓病看護研究会は、2022年3月12日に第1回学術集会を開催いたします。
22年前、私が看護師として最初の配属がICUでした。そのICUにて体外循環治療に関わったことが私の腎不全看護との出会いとなりました。その後、血液透析を専門とする部署へ異動となり、この領域に没頭していきました。その中で、自分が行っている看護は、患者にとって有益なのか、安全なのか調べてもその根拠が明らかになっていないことも多く、根拠をもって確実で丁寧な看護を提供するために、「技術の評価、可視化」が非常に重要と考え、研鑽を積んでまいりました。
透析患者を含む、腎不全看護は、患者の『いのち』に向き合い、『こころ』を大切にしながら、患者と共に人生を歩むことと私は考えております。本研究会が、そんな大切なパートナー(患者)への透析看護技術の可視化を可能な限り進めるきっかけとなることを願い、大会テーマを「透析看護技術の可視化を探求する」としました。
当日は、一般演題、シンポジウム、ワークショップの他に、透析看護認定看護師の技術の共有を目的に様々なハンズオンセミナーを企画しております。是非この機会に日々の疑問を解決して行きましょう。
本会は、新型コロナウイルス感染予防に十分配慮し安全に運営してゆく所存です。また、本会は現地に来られない皆様に、開催当日のライブ配信をおこないます。現地で、またはweb上で、多くの方のご参加をお待ちしております。
それでは、また、現地で、WEBでお会いしましょう。
第1回日本臨床腎臓病看護研究会学術集会・総会
会長 木村 剛
(社会医療法人医翔会 札幌白石記念病院 血液浄化センター)